幼稚園児がAEDで命を救う時代がくるのか?
みなさん、こんにちは。
Panda’s breath(パンブレ)の関まりね🐼です。
10月になりやっと秋らしい季節になってきましたね。
秋といえば、食べ物、読書、スポーツなどいろいろなことを楽しめる季節です。
保育園の秋は行事が多くあり、保育士泣かせの季節ですが、この実りの秋を越えた子どもたちはぐっと成長していきます。その姿をみるのも毎年の楽しみでもあります。
さて、先月(9月)には、「99の日(救急の日)」がありました。
私は以前、一般市民向けの救急救護法を広めるインストラクターをしておりました。そのため「救急の日」がくるたびに、昔のことをよく思い出します。
夏の水の遊びが始まるくらいの時期から、この救急の日頃まではとても忙しかったことを覚えています。
私は小児に特化した救急救護法のインストラクターでしたので、保育士さんや幼稚園の先生、保育園の看護師さん、そして小さなお子さんのいるママやパパにお話しする機会が多くありました。保育の場で起きたヒヤリとしたことや実際のエピソードなどをたくさんお聞きしました。
講座会場以外でも、保育園や幼稚園にお邪魔して、事故やヒヤリとしたことがあった現場を実際に見させていただき、その上で各施設に合わせたアドバイスもしておりました。
保育園、幼稚園、インターナショナルスクール、保育士養成校、ファミリー向けサービス提供の企業など、子どもに関わるお仕事をされているたくさんの方と子どもの命を守る練習をさせていただいたことを今でもよく思い出します。
今はインストラクターは休業しておりますが、街中でAEDがあるとついつい見てしまいます。
そんなある日、たまたまネットで出会ってしまいました。
紙でつくれるAEDに✨
(小学館『幼稚園』10・11月号付録「おやこで! AEDたいけんセット」)
どうしても欲しくて欲しくて、すぐにでも作りたかったのですが、時すでに遅し…でした。
地元の大型書店は全店売り切れ、小さな書店ももちろん同じ。ネットに至っては、アマゾンを始めその他の書籍のネットショップは全て完売。
気づいたのが遅かったとはいえ、悔やまれました。手に入らないとわかるとより一層欲しくなりました。
ダメ元で、近隣書店に片っ端から電話で在庫確認をした結果、2駅先のエキナカ書店で見つけました!
手に入れたものがこちらです。
ふろくを開封するのがなんだかもったいなくて、なかなか開封できませんでしたが、当初の目的である紙のAEDを手にするために、作成開始しました。
作成時間は、ネットで作成された方々の情報によりますと、1時間程度とのことでしたが、甘かった。私はなんと3時間以上かかってしまいました。大変だった‥‥💦。
小学館『幼稚園』の雑誌には、「おやこでつくろう!」と強調されていましたが、つくってみてわかりました。これは「お父さん、お母さんに頑張って作ってもらいましょう!」が正しいです(笑)
やっと完成しました!
さらにパッドを貼ってみるとこんな感じになりました。
さあ、動かしてみましょう!
いや~!感動しました✨✨
子どもが触って身近に感じるためのおもちゃにしては十分すぎます。
その昔、インストラクター時代に、講座実施会場にAEDをレンタルで常設するという案が上がり、調査のために日本光電さんに相談したことがありました。
その時、営業担当の方が、最新機種のAEDをもってすぐに駆けつけてくださいました。
そしてAEDのことをていねいに教えて下さったことを思い出しました。
お話を聴いてみて、この日本光電の担当の方のAEDへの愛を感じたことをよく覚えています(笑)
私が講座を始めた頃は、まだ初期のAEDから少しずつ進化していっていた時代でしたので、最新機種が出るたびに、一般市民(素人)を助ける機能が充実していきました。
つまりそれは「素人でもいざという時にAEDを使ってみようと思える機能の追加」です。この機能がどんどん進化していくわくわく感がありました。
もちろんAEDを使用する場面に遭遇しないことがいちばん幸せです。
でも、もしもの時はいつくるかわかりません。その時に「使ってみよう」と思える自分でいられるかどうか、この葛藤との闘いこそが一般市民の救急救護のはじめの一歩だと思っています。
あってほしくない、でももしもの時に落ち着いて処置ができるためにも、子どもの頃から「救急救護やAED」を身近に感じられることは大事です。
今回のAEDの工作体験で改めて思い出しました。
小学館さん、日本光電さん、ありがとうございました。