保育士試験解答速報の舞台裏
みなさん、こんにちは。
Panda’s breath(パンブレ)🐼の関まりねです。
保育士試験直前になりましたね。
受験される皆さん、ここまできたら体をいたわり、体力温存を第一に考えましょう。
ただ、全く勉強から離れてしまうと逆に不安になると思うので、
負担にならない程度に復習をしましょうね。
当日は想像以上に身体も心も疲労します。
学習してきたことを出し切れるように、体調優先で過ごしてください。
今回は、「保育士試験の解答速報」についてお話します。
といっても、私が試験後に、解答速報出します!ということではありません。
ちょっと思い出した昔のお話をします。
以前勤めていたスクールで、保育士試験の解答速報出しを実際に担当していました。
講師として担当科目の解答を探す役割や最終的に「これが当校の解答だ!」と決定する役割も経験しました。
今はその現場からは離れてしまいましたが、試験が近づき、あの頃のことを思い出したので、
「解答速報をどうやって出していたのか」という舞台裏について少しお話したいと思います。
受験者の中には、解答速報に対して以下のような疑問をもたれている方もいると思います。
Q1.本当に問題を解いているの?
Q2.どうやって解答を選んでいるの?
Q3.信用していいの?
大きな点ではこんな感じでしょうか。
いろんなスクールや業者が解答速報を実施していますので、一概に「この方法」と決めつけることはできません。
私がお話するのは、あくまで「私が経験した保育士試験の解答速報出し」についてとなります。
以下、疑問にお答えしますね。
本当に問題を解いているの?
本当に解いていました!
各科目複数の担当講師がスタンバイしており、問題が入手できたらすぐに解答出しを行います。1科目一人の講師の見解で解答が決定することはありませんでした。
どうやって解答を選んでいるの?
講師が解答を選択する際に「何となくこれかな」という解答の選び方ではなく、必ず根拠を探して解答を選択していました。
全講師の解答が出そろったところで、解答合わせをします。一致していればその問の解答とし、不一致の場合は、なぜその解答なのかを話し合い、最終的な解答を全員で決定します。
タイミングを逃して、昼食も取らずに解答の見解を話し合ったことも多々ありましたね。ほんとあの時は苦しかった😫
信用して大丈夫?
上記でも書きましたが、安易に解答を選んでいません!
時には講師同士意見がぶつかり合うこともあり、お互い納得するまで話し合った結果として選んだ解答でした。根拠も明確にしています。そのため信用に値する解答だと私は思っていました。
・・・ただし「何を根拠に作成した問題か」ということは、実際は問題作成者しかわかりません。作成者の意図(何を根拠にしているのか)がよくわからない問題も多少出題されます。その場合は、速報の解答と正答に違いが生じることはありました。
このようにして必死に解答速報を実施しておりました。
速報出しの翌日は、体が動かず起き上がれないほどだったことを覚えています。
我ながらよくやっていたなと思います。
今は「懐かしいな~」と笑いながら言えますが、当時は本当に苦しくて、試験が近づいてくると食事ものどを通らず、眠れない日が続いてました。
「この解答を全国の受験者の方が待っていてくれている」
そんなプレッシャーを感じながら、毎回解答速報を公開していました。
そんなに苦しいのに続けてこれたのはなんでだろう?
仕事だから
もちろんそれも理由ではありますがそれだけでなく、
やっぱり保育士資格を手にしたい方々のお役にたちたい、
そして一人でも多くの保育士輩出に貢献したい、
という気持ちがなければできなかったと思います。
そして最後に疑問をもうひとつ
そもそも解答速報を利用するメリットはあるの?
解答速報を利用するメリットはあります!
まず、受験された方が自分の解答がどうだったかを少しでも早く知り、試験後の不安を減らせる。ということがあると思います。
さらに、筆記の結果を知ることで、実技試験の準備を早く進めることができるという大きなメリットがあります。
もちろん解答速報はあくまで参照すべき解答で、正答ではありません。ただ、解答速報で合格ラインを大きく超えている場合は、合格を想定し、すぐにでも実技試験の練習に入るべきです。筆記試験の正式結果が出るのはだいぶ先になります。その間、悩んでいる時間がもったいない。正答発表を待ってから実技の準備を始めよう!では遅いのです。
実技対策は、練習すればするほど合格の可能性はアップしてきます😌
受験される方には、解答速報をうまく使って、
その先の進むべき道に役立ててほしいなと思います。
保育士試験を受験される皆さん、最後まで諦めずに頑張ってください。
「合格」の反対は「不合格」ではありません。
「合格」⇔「諦める」です。
諦めなければ取得できる資格であると私は信じています。
応援しています。