保育士実技試験1週間前に伝えたいこと。
みなさん、こんにちは。
Panda’s breath(パンブレ)の関まりねです。
関東甲信、近畿、東海はやっと梅雨に入りましたね。
さて、保育士を目指す方々の最後の越えなければならないハードルである保育士実技試験が、来週末の6月30日に実施されます。
受験される方は、練習のお疲れが出てくる頃かと思います。
暑かったり、雨で気圧が変わったりなどによる体調不良にもなりやすい時期です。
今日は、保育士スクールにて20年以上実技講座(言語)を担当した講師として、
実技試験1週間前にお伝えしておきたいことについてお話します。
その1 体調管理を最優先に
そんなの誰でもわかっているよ、というようなことではありますが、あえて言います。
スクール講師時代、どれだけ伝えても、直前に風邪をひいてしまい、当日風邪薬で頭がぼーっとしてしまった人とか、思いがけないことで足を怪我してしまい、松葉づえで受験した人などもいました。
どんなに気を付けていても、風邪をひくことも、怪我をしてしまうこともあります。だからこそ、病気や怪我につながる可能性のあることから少しでも離れて過ごしていくよう意識しましょう。
この体調管理には、練習のし過ぎも含まれます。
うたやお話を練習しすぎて、のどの調子をくずしたり、絵を描きすぎて腱鞘炎になってしまったりする受験者は試験のたびにいました。くれぐれも気をつけてくださいね。
その2 練習のペース調整をする
試験1週間前になったら、もう「量(回数)をこなす練習」よりも、1回に集中して思い通りにできたらそれでよしとする「質の練習」に切り替えましょう。
実は練習をし過ぎて、どんどん状態が悪くなっていく人もいました。不安で練習を繰り返しているうちに、混乱して表現が変わっていってしまい、「試験直前よりも模擬試験の時の方がよかったな」という人も実際いました。これはとても残念なことです。
試験直前は量(回数)をこなす練習はデメリットにもなりかねないので注意しましょう。
その3 最後まで諦めない
音楽、造形、言語に共通して言えることですが、諦めたら終わりです。
「もうダメかも」と勝手に試験中に諦めてしまった時点で負けです。
ダメかどうかを決めるのはあなたではなく試験官です。
音楽なら2曲が終わるまで。造形なら45分間。言語は3分間。
この与えられた時間内は、最後まで力を抜かず駆け抜けましょう。試験官はそんな姿をみたいと思っていると思いますよ。
その4 試験官に当たって砕ける覚悟をもつ【言語】
スクールでの実技の授業の際に、最後に伝えていたひとことです。
「試験官がどんなに怖い表情の人であろうと、無表情であろうと関係ない。合格すれば二度と合わない人(見ない顔)なのですから、全部を出し切るつもりで3分間ぶつかってきましょう。
その他
試験当日は、2つの分野の間にかなり空き時間が生じる場合があります。
その時に気持ちを切らせず、でも肩の力を適度に抜いて、発表のその時まで気力と体力を温存しておくことが大事です。
繰り返しになりますが、1分野が終わった時点で勝手にダメだったと思い込み、
残りの分野の発表に気持ちが入らないなんてことも受験生から聞きました。
でもそこで気持ちを何とか引っ張り上げて、もう1分野の試験も頑張りましょう。前の試験に引きづられないように!
ここまで試験1週間前から当日に意識していただきたいことをお話してきました。
今までの練習の成果を出し切れるよう、試験日を意識して試験前の1週間を過ごしてください。
50点満点中、30点で合格しても、50点で合格しても同じ合格です。
点数にこだわらず、合格することだけをイメージして、頑張ってください。
保育士試験のゴールテープはもうすぐそこです。
保育現場では、保育士になった皆さんを、かわいい子どもたちが待っています。
あと少し、ファイトです👊!