これまでとこれからの道のしるしとして

みなさん、はじめまして。 

最初なので私自身のことをお話します。

私は、以前保育士として保育園で働いておりましたが、わけあって「ほいくの場」から退きました。

ほいくの現場から離れはしましたが、保育士育成の仕事をしながら(間接的に)ほいくに携わってきました。

その後、より広く「ほいくの世界」を見続けてきて、20数年があっという間に過ぎ、これから先の人生も、ずっと保育士育成に携わっていくのだろうと疑うことなく考えていました。

でも、人生何が起こるかわかりませんねぇ。

ある日突然、思いがけず保育士育成の場から離れる(引き離される)ことになったのです。

その時、「晴天の霹靂」ってこういうことを言うのだな~とぼんやり思ったことを今でも覚えています。

保育士育成の仕事しかしてこなかった20数年。。。。だったとは言いません。

自分の時間を楽しむことももちろんありました。でも、たぶん1日24時間のうち、生きていくために必要な時間をのぞいた残りの時間の8割くらいは、「仕事」のことを考えていたと今でも思います。あの頃の私、自分でいうのもなんですが「ほいくバカ」でした。(笑)

いざ、自分の人生が空白になると「私はこれから何をして生きていくのだろうか・・・」と先の人生の想像が全くできなくなりました。 

空っぽな心を引きずって、ぼんやり街を歩いていると、どこからともなく音楽が聞こえてきました。耳を傾けてみると人の声(それも子どもの声?)も聞こえます。立ち止まって声の方をみてみると、そこは(偶然にも)保育園の前でした。

保育園からは園児の元気な歌声が聞こえてきます。

♪~雲が流れて 光がさして 見上げてみれば~ラララ ~

きっと明日は いい天気 きっと明日は いい天気♪

作詞:新沢としひこ 作曲:中川ひろたか「にじ」から引用

子どもたちは、ありったけの力を振り絞って声を出していました。たぶん「元気に歌いましょう」と言われたのでしょうね。(笑)

でも、この歌声に私は救われました。

止まない雨はない。 きっと(あなたの)明日は、いい天気だよ。(だから頑張れ!) 

と、子どもたちに言ってもらえたように思えました。

“そうだ! 保育現場(原点)に戻ろう” 

それから、20数年ぶりに戻った保育現場は、浦島太郎状態でした。

子どもたちや保育士さんたちとの新しい出会い。右見ても左みても新鮮なことだらけで、目からうろこの毎日。長い年月が過ぎても変わらない保育士さんの子どもへのまっすぐな思い。

これらに触れることにより、これから先もさらに幅広く「ほいく」に携わる人として生きていきたい、と思えました。

今の私は20年数前とは違います(いい意味でも悪い意味でも)。

幅広く、きれいごとだけでは済まされない昔と今の「ほいくの世界」に目を向けて記していけたら。

そう思い、このブログをはじめました。

自分の歩いてきた、そしてこれから歩いていく道の「しるし」として、ブログを書いていきたいと思います。ご興味がある方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。